履歴書の書き方
記入のポイント
氏名・現住所・連絡先
- 簡単な字であっても、ふりがなは全部にふりましょう。住所は都道府県名から記入し、丁目、番地、号、アパート・マンション名なども省略しないこと。
- 連絡先欄は現住所以外に連絡を希望する場合にのみ記入し、保護者欄は本人が未成年者の場合にのみ記入します。
- 留守番電話、携帯電話などに連絡を希望する場合は、その旨も記入しておくとよいでしょう。
学歴・職歴欄
- 学校名・会社名は正式名で書くのが基本。小・中学校は卒業年次だけを記入し、高校以上は入学・卒業年次を併記しましょう。また、小・中・高校は、公立か私立かを学校名の前に明記すること。
- 大学・短期大学・専門学校等を卒業した人は、学部名だけでなく学科名・専攻名も記入しましょう。新卒者の場合は『卒業見込』と書くことを忘れずに。
- 転職者の場合、携わった業務、昇進、実績、などを簡単に書き添えるとよいでしょう。
- 一年以上に渡る長期のパート・アルバイトや受賞した賞などを記入すれば、経験・実績として評価してもらえるはず。書き終わりは行をあらため『以上』と書くこと。
趣味・スポーツ・クラブ活動
- 得意とする事柄ではなくても、少しでも経験したことがあれば記入しましょう。
- 例えば趣味がパソコンであれば、始めてからどのくらいになるのか、使っているソフトは何かなど、具体的な内容まで記入すれば、より相手に状況が伝わりやすいでしょう。
- 仕事と直接関係はないものの、人間的にどのような印象を与えられるか、という点ではとても重要な欄です。
志望の動機
- マニュアル通りに書くのではなく、その会社、仕事を選んだ理由や、何を目指し、何がやりたいのかを自分の言葉で表現し、入社への意欲や熱意を伝えましょう。
- 自分に弱点・欠点となる部分があった場合でも、それを偽るのではなく、志望動機欄でフォローできる具体的な情報を提供していきましょう。
※経歴詐称は違法なので絶対にしてはいけません。
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職務経歴欄の書き方
箇条書きにして簡潔にまとめる。
どんなに細かく書いたとしても、人事担当者が内容を把握できなければ意味がありません。表記方法を工夫して、少しでも読みやすく書くことが大切です。
より詳しく、より具体的に。
- 在籍期間
- 前勤務先の事業内容・規模
- 所属していた部署・課
- 役職・役割
- 従事した仕事内容
- 経験・資格・実績・昇進
- 入社後、自分の経験や実績をどう活かしていきたいのか
- 目標は何か
例えば、このような内容について、できるだけ具体的な説明が必要となります。下記の職種別PRポイントを参考に、携わってきた仕事を年代順に並べて書くとわかりやすいでしょう。
職種別PRポイント
- 事務系の方は、経験・知識・技能を中心に、携わった業務の範囲と内容をできるだけ詳しく記述します。使用可能なOA機器やソフト名の記入は最低限必要です。
- 専門・技術職の場合、自分の専門分野と成果・業績を中心にまとめます。業種・業務内容・担当した製品だけでなく、使用できる機種・取得している資格についても書きましょう。
- 営業・販売職の場合は、実績や成果を具体的に数字で表現すると効果的です。販売商品の特長、担当顧客(客層)、販売方法によってキャリアの内容が異なりますので、もらさず記入しましょう。また、営業方法は個人か法人か、目標とその達成率はどれくらいかなど、具体的な説明を加えるとよいでしょう。
- 管理職の方は、経験豊富で書く内容もたくさんあるでしょう。この場合、何を強調し、どこを最もアピールしたいかをはっきりさせた上で書いていきましょう。管理能力・専門分野の深い知識・企画力など、トータルな能力が求められていますので、前職場でのポストと部下の人数はもとより、事業に取り組んできた経験や実績などを中心に書くと良いでしょう。
- 実務経験の少ない人は、志望職種に関連のある資格、特技や今までに学んだことなどについて書きましょう。資格や技術を持っていなくても、取得するために勉強中だという事実があれば大きなアピールの要素になります。また、入社後の抱負や購読専門誌、受講経験のあるゼミについてなど書き添えるのもよいでしょう。
経歴を書く時の注意点
経歴の書き方は、職種や状況によって変わってきます。例えば、一般企業の会社員が個人的な理由から退職した場合「入社」~「一身上の都合により退社(退職)」と書き、倒産やリストラによる退職の場合は「会社の業績悪化により希望退社(退職)」か「会社の都合により退社(退職)」と書きます。いくつかの例を挙げてみましたので参考にしてください。
- 公務員/「奉職」~「一身上の都合により退職」
- 事務所・病院・アルバイト/「勤務」「入職」または「採用」~「一身上の都合により退職」
- 自営業/「開業」~「一身上の都合により閉鎖」「廃業」
- 家業/「従事」~「一身上の都合により退職」
- 会社経営/「設立」~「一身上の都合により解散」「整理」
これ以外に、簡単に退職理由を書き添えるのも良いでしょう。
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電話での面接予約基本マナー
応募の電話をかけた時点で、すでに面接は始まっています。話す内容は事前に書き出しておき、メモ帳やスケジュール帳の準備も忘れずに。そしてできるだけ静かなところでかけましょう。
- はじめに自分の名前を名乗る。人事担当者名がわかっているときは「人事担当の○○様をお願いいたします。」と名前まで言いましょう。
- 話し方や言葉づかいには要注意。敬語の使い方などは、前もって練習しましょう。
- 指定された面接日の都合が合わない場合、「大変申し訳ありません」と一言謝ってから、都合の良い日時を提案してみましょう。
- 担当者が不在の場合は、在席している時間帯を聞いてかけ直す。また、担当者名がわからない場合は聞いておきましょう。
- 最後に「お忙しいところ、誠にありがとうございました。」と電話応対してもらったお礼を述べると印象が良いでしょう。
- 何かを尋ねたら確認のため必ず復唱。特に面接日時や場所、持ち物は聞き間違いのないようにしましょう。
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上手な面接の受け方
- 10分前には到着していましょう。会社所在地や面接会場などをあらかじめ確認しておくことは、当日の精神的な余裕を生むうえでとても大切なこと。また、事故などで万一遅刻せざるを得ない場合は、早めの電話連絡が必要。
- 服装のみだれは心のみだれ。短時間に評価が決まる面接では、第一印象が勝負の分かれ目です。清潔で調和の取れた服装やメイクを心がけましょう。頭の天辺から爪先まで細部にわたって念入りにチェックしてから面接を受けること。
- 正しい姿勢は自分を美しく見せるだけでなく、相手に会話の快感を与える重要なポイント。腰掛けた状態の姿勢は、背筋をまっすぐに伸ばし手はひざの上におきます。腕組み、足組み、貧乏揺すりはタブー。お辞儀をする時は両足を揃え、背筋を伸ばしたまま首を曲げずに上体だけを曲げましょう。
- 面接を受ける前に、何よりも大切なのは志望先の情報をできるだけ詳しくたくさん集めること。応募しようとする職種がどんな仕事なのかなど、不明な点は電話で問い合わせたりしてできるだけ正確な情報を集めましょう。また、筆記試験の対策や、よく聞かれる質問への対応を事前に考えておくと安心。
入室から退室までのマナーの基本
- ノック
- 入室許可/ドアは静かに開け閉めする。
- 入室・氏名報告/「失礼します。山田太郎です。よろしくお願いします。」とお辞儀をする。
- 着席許可・着席/「どうぞお掛けください」と言われてから「失礼します」と挨拶して着席する。
- 面接・終了/「ありがとうございました。よろしくお願いいたします。」とお辞儀する。
- 退室/ドアの前で向き直り「失礼します」とお辞儀をしてから退室する。
面接中の注意点
- 言葉はゆっくりハッキリと。
- 語尾を長くのばしたり、はやり言葉は使わず正しい言葉で。
- 相手の話を真剣に聞き、熱意をもって話す。
- 質問者を正視しながら簡潔に受け答えをする。
- 質問の内容にあった受け答えをする。
- 姿勢を崩したり、髪の毛をいじったりしない。
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